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2016年3月 3日

歯医者が怖い、歯医者に行けない方へ

歯医者が怖い人でも安心ご安心くださいね。最初は、治療はしませんから。
最長2時間、お話を伺うお時間があるんですよ。
だから、落ち着いてお話しできます。
こんな感じだと、来やすいですか?

今日は、歯医者が怖くても、勇気を出して、やっとお越しになったんですね。
歯医者に行けないのに、ついに動けました。この第1歩は大成果ですね。
いろいろ相談していきましょう。

恥ずかしくないですよ。(4台 半個室、2台 個室)
どんな歯の具合か、誰にもわからないで治療できます。
治療ではなく虫歯予防だけで、お越しになる方も沢山いらっしゃいます。
個人の方の治療内容など、誰にもわかりませんから、大丈夫だと思います。

インターネットで調べておられる、この事が、すでに治療への1ステップです。
遅いも早いもありません。動けた。
それが、その方のタイミングだと思います。「頑張って、電話してみたんですね。」と思います。

歯医者が怖い、歯医者に行けないという方、いつでもお待ちしています。ゆっくりでいいですから、一緒に問題から抜け出しましょうね。

「来て良かったですか?」
「こんなに話を聞いてくれて、本当によかったです。」
そうですね。普通の医院は、2時間なんて、取ってくれませんよね。当院では、初診のほぼ100%の方が、来て良かったとおっしゃいます。

【参考】次のような方も、普通に治療できるようになっておられます。
□治療が痛いから、歯医者に行けない。
□子供の頃、押さえつけられて治療され、大人になっても歯医者の前は走って通り過ぎる。
□麻酔をしていても、いつ痛くなるかとドキドキして体に力が入ってしまう。
□先生の話がきつくて、それ以来、歯医者を避けている。
□歯が悪いのは分かっている。私の歯を見てビックリされるので、歯医者に行けない。
□歯医者に行くだけで、怖くて泣いてしまう。
□歯医者が怖い。この怖さを家族も分かってくれない。


治療できるよう、歯の問題から抜け出せるよう、私たちと一緒に、いろいろ試していきましょう。


ラバーダムの利点


・治療がうまくいく。虫歯の再発が防げる。
・歯科医が、治療に集中させてもらえる。
・治療が、危なくないので、治療に集中できる。
・患者さんが楽。

ラバーダムとはこんなもの
歯の頭をラバーダムから出します

ラバーダムシートから、歯の頭を出した所です。

ラバーダムの裏

模型の歯をラバーダムに通した所です。裏から見るとこうなっています。

広島のアルパーク歯科・矯正歯科では、ラバーダムは必須で、毎回、使用しています。

【利点1】治療がうまくいく・虫歯の再発が防げる
虫歯の再発を防ぐためには、歯と充填物がぴったりと隙間なく接着している必要があります。唾液や菌が、歯と充填物の境目に浸み込まないという事です。接着が不十分だと、歯と充填物の界面が劣化し、菌が入り込む隙間ができ、そのうちに虫歯が再発します。
ラバーダムは、歯の乾燥に役立ち、歯科材料の接着性能が最大限発揮され、治療がうまくいきます。身近な例では、セロハンテープは何にでも簡単にくっつきますが、湿ったものにはくっつきません。お風呂の曇った鏡にも、セロハンテープはくっつきません。鏡に付いた湿気が、接着を妨げるからです。接着には、乾燥が大切なのです。

ラバーダムから水が漏れません
ラバーダムから水が漏れません。

ラバーダムが歯の乾燥に役立つわけは、ラバーで歯を口腔内から隔離しますので、唾液や呼気中の湿気が遮断された状態で、ドライエアーを吹き付ければ、歯を高度に乾燥できるという訳です。

現在の歯科治療は、ほとんどが歯に接着剤を接着させる事で成り立っていますので、虫歯治療でラバーダムを使う事は、とても大切な事が分かります。

逆を言えば、ラバーダムを用いない治療では、歯と充填物の最大接着力が得られない、将来の虫歯の再発の危険性が高まるという事です。実際、詰め物を外してみると、セメントがボロボロに劣化し、虫歯が再発しているケースが非常に多くあるのです。

この事は、歯を長持ちさせようと思うと、重大な事です。数年持てばよいという程度なら、ラバーダムや接着性のセメントなど必要ないでしょう。

【利点2】治療が危なくないので、治療に集中できる
また、ラバーを使うと、治療が危なくありません。ラバーにより、歯とお口の中が遮断されていますから、小器具が喉に落ちて飲込んだり、薬液が粘膜に付着して腐食したりしません。この治療中の安心感は、歯科医を治療に集中させてくれます。

ラバーダムとKファイル

上の写真の様に、根管治療で使う「Kファイル」という小器具があります。

これは長さ20mm程度の細い針ですから、飲込むと、便と一緒に排出されるまで、かなり心配する事になります。

ラバーダムをしていれば、Kファイルを飲込むことなどありませんから、余計な心配がありません。心配がないという事は、歯科医が治療に集中できるという、大切な事なのです。

また、インレーという小さな充填物を歯に詰める事が多いのですが、ちょっとした拍子にポロリとピンセットから落ちる事があるのです。飲込んでも胃腸などに危険はないのですが、充填物を飲込んでしまうと、作り直さないといけません。治療回数が余計にかかってしまうという事です。ラバーダムをすると、こんな事はありませんから、治療回数が余計にかかる事を防いでくれます。

【利点3】歯科医が治療に集中させてもらえる
1回2時間、一生懸命に治療しますから、治療に集中させて欲しいのです。
歯を見るために、いちいち頬や舌を避ける手間がなくなり、治療に集中できます。

ラバーダムで治療に集中できます

【利点4】患者さんの負担が少ない
寝る事ができるほど、治療が楽です。
お口を頑張って開けなくてもいいのです。治療の冷却水や薬がお口に流れ込みにくいので、水をお口に溜めておくこともなく、治療が楽に受けられます。


以上のように、ラバーダムは良い事がたくさんあります。

●良いのは分かるけど、できなかったラバーダム
しかし、ほとんどの歯医者さんは、ラバーダムの装着の時間がなかったり、予算が取れなかったりで、ラバーダムを全面採用するのは、なかなか困難なようです。

私自身、保険を扱っていた頃には、ラバーダムをした方が良いという原則論には反対でした。
保険ですと、1日何十人も治療しないといけなかったのです。
こんな状況では、ラバーダムを装着する時間が取れないのも、ある程度仕方がない事だと思います。

でも、今では、ラバーダムなしで、どうやって治療するのだろうと思う位、ラバーダムになじんでいます。

●歯や治療の事を勉強なさった方がいいと思います
患者さんにとっては、ご自分の歯は、ご自身で守る以外に方法はありません。
どの医院に受診するかは、治療結果に直結する重大な問題です。
医院選びの参考のために、歯や治療の事を、よく勉強なさった方がいいと思います。

当院では、上記のように、まじめに歯科治療に取り組んでいます。


ラバーダムの欠点

・装着が面倒
・痛い事がある
・費用がかかる

以上がラバーダムの欠点です。

そのために、当院では下の様な工夫をして、日常的にラバーダムを使えるようにしております。

1.「装着が面倒」と「その対策」
ラバーダムを多数の歯に装着するのは、時間がかかり面倒です。これがラバーダム普及を妨げ る最大要因と思われます。歯の数が、1本だけ、ラバーダムの穴が一つなら装着は簡単ですが、ラバーダムにより確保される作業範囲が狭く、かえって邪魔なの です。切削器具、ミラー、吸引器具の3つが、一度に治療領域に入るので、できるだけ広い作業範囲が欲しいからです。

当院では、一度に9本の歯をラバーダムから露出させる方法で行います。この方法は、面倒ですが、ラバーダムをすれば治療がうまくいくのですから、毎回、頑張って装着する以外にありません。

●当院の対策
当院では、色んな工夫をしたおかげで、かなりスムーズに装着できております。詳細は非公開とさせて頂いております。

2.「痛い事がある」と「その対策」
ラバーダムを歯に固定する器具をクランプと言います。
クランプを歯に装着すると、歯の付け根の細くなっている部分にはまり込み、歯茎を圧迫し痛い事があります。

また、クランプが、ラバーの弾力で前方に引っ張られ、クランプが傾く事があります。クランプが傾くと、歯茎に当たって痛む事があります。

クランプの痛みも、ラバーダムの普及を妨げる一要因です。

●当院の対策
当院では、痛くないクランプ装着も工夫しております。クランプを工夫したり、クランプのかけ方を工夫する事により、ほとんどストレスなくクランプの装着が行えます。

3.「費用がかかる」と「その対策」
1回100円程度。根管治療用ですと、薬液漏れ防止のコーキング剤が必要ですから、200円近いと思われます。結構割高です。これもラバーダム普及を妨げる大きな要因と思います。

●当院の対策
1日の患者さんの数を数人に絞る事です。1日の予約数が何十人もあると、30分等のわずかな治療時間になります。わずかな治療時間が原因の進まない治療のた めに、ラバーを消費するのではなく、治療は1回2時間とし、どんどん効率的に進む治療のために、ラバーダムを使うのです。そうすると、ラバー1枚がかなり 有効に使えるので、無駄とは思いません。


マイクロスコープのメリット

マイクロスコープで治療するメリットは、きりがありません。

・拡大するので、大きく見える
・虫歯治療の際、隣の歯が傷つくのを防げる
・細かい虫歯がわかる
・虫歯を除去できたかわかる
・詰め物がよく適合する様に、虫歯の辺縁をなめらかに整えられる
・詰め物の縁が、きれいに封鎖できたかわかる
・エラーがよくわかるので、どういう材料を使えばうまくいくかわかる

マイクロスコープとアルパーク歯科院長などなど、数えればきりがありません。

マイクロスコープは私の「目」です。こんなに良く見える「目」を得て、とても喜んでいます。マイクロスコープで、常時見て治療するという事は、治療のグレードが何段階も上がったに等しいのです。

患者さんには、精密な治療の結果、歯が長持ちするという、直接的なメリットがあります。
1日4人の方の治療を、マイクロスコープで慎重に治療しています。

【マイクロスコープのメリット】隣の歯が傷つくのを防げます
虫歯の穴(窩洞)を削っている所です。(模型です)

ダイヤモンドバーによる窩洞形成

うかつに操作すると、隣の歯を傷つけます。

傷ついた隣の歯

矢印の先、傷ついた隣の歯です。わかりやすい様に着色しています。
こんな傷がついたのでは、将来、虫歯になってしまいます。マイクロスコープを使うと、よく見えるので、切削器具が、隣の歯を傷つけるのを防げます。

隣の歯が傷つかないよう鉄板を入れます

さらに工夫して、上の様に、隣の歯との間に保護鉄板をはさんで保護したりします。
歯と歯の間の隙間を、歯冠分離器という器具で広げて、隣の歯が傷つかない様にしたりもします。

よく見えるマイクロスコープでも、この様な用心をするのです。
もし、歯医者さんで治療する時、肉眼の治療で、隣の歯が鉄板などで保護されていなければ、隣の歯に傷がついていないかと、なんとなく不安ですよね。

【傷ついた隣の歯の実例】
信じられないかも知れませんが、肉眼での治療では、上の様な事はよくあるのです。
実際の歯をお見せしましょう。

歯周病で抜歯になった歯

歯周病などで、抜歯になった歯です。

削れている部分

矢印の先を、ご覧ください。
詰め物の銀歯が、削れているのがわかります。
恐らく、この歯がまだお口の中に生えていた時、どこかの歯医者さんで、隣の歯の虫歯を削った際にできた傷でしょう。

これは、銀歯だからまだいいですが、健康な歯だったら、将来の虫歯の種になってしまいます。
何年後かに、虫歯ができてくるという事です。こんな事も、虫歯が止まらない原因の一つです。

歯周病でグラグラになり抜歯された歯

次も、歯周病で抜歯になってしまった歯です。

削れた冠

矢印の先をご覧ください。この歯も、傷がついています。
肉眼での治療は、顕微鏡下で見ながら行う精密治療と比べると、手の感覚だけで、勘で行う事もありますから、この様な事があり得るのです。

マイクロスコープでさえ、隣の歯が削れない様に気を付けているのに、肉眼の治療で、隣の歯が削れない様に保護されていなかったら・・・。

自分の歯は、自分で守るしかありません。色んな事を勉強なさって、受診の参考にしてください。

【マイクロスコープのメリット】歯の縁がなめらかに整えられる
次は、適合の良い詰め物のために、削った歯の縁をなめらかにするというお話です。
切削器具によっては、ガタガタな表面になり、詰め物がピッタリと合いません。

実際の治療を見てみましょう。よくある銀歯です。これを除去します。

よくある銀歯

何ともないような銀歯ですが、外すと、たいてい虫歯になっています。

銀歯の下は、虫歯

詰め物の縁の、わずかなエラーがあると、虫歯は容赦なく発生してきます。
修復治療には必須のラバーダム(当院の別ページが開きます)がしてあります。

極小ダイヤモンドで虫歯除去

細かいダイヤモンドポイントで、虫歯を除去します。

隣の歯に気を付けながら形成します

歯の辺縁を、なめらかな曲面に整えます。
こんなに拡大して見ますので、隣の歯を傷つける事は、ほぼありません。
今回は、隣の歯を守る鉄板は、使っていません。次回治療予定だからです。

辺縁は、なめらかで、傷はありません

歯の縁が、きれいに整えられている事がわかります。
ダイヤモンドポイントで発生しがちな、傷がありません。
この様に、なめらかな辺縁ですと、詰め物もピッタリ適合するでしょう。

こういう治療が、マイクロスコープを常時使う、精密歯科治療というのだと思いませんか?
私は、顕微鏡を見ているのは、性に合っていますので、何時間でも、苦痛ではありません。

【マイクロスコープのメリット】小さな器具が使える
上の治療で用いた切削器具は、下の小さなダイヤモンドポイントです。
先端の直径は1mm以下の約0.7mm。ボールペンと比べると、どんなに小さいかがわかるでしょう。

極小のダイヤモンドポイント

極小のダイヤモンドポイント 拡大

拡大して比べると、こんなに見えます。
ペン先のボールより小さい事がわかりますね。
肉眼では、こんな小さな器具は扱えません。マイクロスコープだからできる精密治療ですね。

【マイクロスコープのメリット】色んな器具の性質もわかる
歯を削る道具に、ダイヤモンドポイント、カーバイドバーという物があります。
器具の選択を誤ってはいけません。
どんな器具を使うかで、虫歯を防げる精密治療か、雑な治療かが決まります。

ダイヤモンドポイントとカーバイドバー
ダイヤモンドポイントとカーバイドバー

長さ1cm程度の歯科用切削器具です。

ダイヤモンドポイントとカーバイドバー 拡大
ダイヤモンドポイントとカーバイドバー 拡大

先の削れる所を拡大して見ますと、左が荒い、中央は細かい、右は刃があるという事がわかります。
では、これらの器具で歯を削るとどうなるでしょう?

歯の削除
歯の削除

歯を削る道具(ハンドピース)に、ダイヤモンドポイントを装着し、模型の歯を削ってみます。

ダイヤモンドポイントによる大きな傷
ダイヤモンドポイントによる大きな傷

分かりやすい様に、削った傷に色をつけています。
荒いポイントで削ると、こんなに傷がついています。

ダイヤモンドポイントによる傷
ダイヤモンドポイントによる傷

細かいポイントでも、こんな傷がつきます。

カーバイドバーは傷がありません
カーバイドバーは傷がありません。

カーバイドバーという刃物ですと、この様になめらかです。
カーバイドバーだけが正解という意味ではないのですよ。分かりやすいので、例示しただけです。

ダイヤモンドバーでも上の様な弱点をカバーする使い方ができます。
この様な簡単なテストをするだけで、この器具ではどんなエラーがあるか、だから、どのように工夫したらよいかなど、細かい事に気が付きます。
こうして、治療上の色んな問題がどんどん改良されていくのです。

【マイクロスコープのメリット】倍率が高い
4倍程度から20数倍まで、拡大できます。

4倍
4倍

6倍
6倍

8倍
8倍

13倍
13倍

21倍
21倍

この様に、大きく見えるのですから、精密に治療できない訳がありませんね。

歯は、小指の先ほどの大きさしかありません。肉眼で見るには、限界がありますよね。
また、マイクロスコープの使い方も大切で、常時、マイクロスコープを見ているという事が大切です。
肉眼で治療して、時々マイクロスコープで確認するという使い方では、全く用をなしません。

下記ページもご参考にしてください。
全6台の診療台に、すべてマイクロスコープがついています。

マイクロスコープによる、コンポジットレジン充填例。

当院の、マイクロスコープによる、根管治療例です。 (当院の根管治療専門サイト)

患者さんの声。

患者数をこなす治療なのか、歯に良い治療なのか
以上の事をご覧になると、肉眼での短時間の治療は、本当に歯に良い治療なのか疑問を感じませんか?
ですから、当院では、1日4名の方に限って、治療をしていくのです。

その基準は、

・歯を長持ちさせたいという気持ち
・歯を大切に思う気持ち
・歯のトラブルはコリゴリだという気持ち
・本気で歯を直したいという気持ち

などなど。
そんな思いを実現できるよう、できることは、最大限に頑張ろう。
それが、1日4人のアポイントとなって現れています。

よく勉強して、受診を決めましょう。
以上の様に、マイクロスコープでさえ、色んな工夫をしながら治療しているという事が、おわかりになると思います。
ですから、肉眼での治療はどんなに不安かも、よくお分かりになったと思います。

歯は、小指の先ほどの大きさしかない、ほんの小さな物です。
肉眼の治療は、ある程度、勘で削っているという事であることは、仕方ありません。
最近はルーペも、よく使われますが、顕微鏡の安定性、拡大率の大きさにはかないません。

ご自身の歯を治療する時は、どんな治療をしたいか、色んなサイトをよくお調べの上で、医院を選択なさるとよいと思います。

ご自身の歯を守るのは、ご自身しかいません。受診の前に、よく勉強なさいますよう、お勧めいたします。

マイクロスコープによる、精密治療がお勧めです。
顕微鏡(マイクロスコープ)による、精密治療をご希望でしたら、広島市西区のアルパーク歯科・矯正歯科へどうぞ。



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