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2012年5月19日

ラバーダムの欠点

・装着が面倒
・痛い事がある
・費用がかかる

以上がラバーダムの欠点です。

そのために、当院では下の様な工夫をして、日常的にラバーダムを使えるようにしております。

1、「装着が面倒」と、「その対策」

ラバーダムを多数の歯に装着するのは、時間がかかり面倒です。これがラバーダム普及を妨げ る最大要因と思われます。歯の数が、1本だけ、ラバーダムの穴が一つなら装着は簡単ですが、ラバーダムにより確保される作業範囲が狭く、かえって邪魔なの です。切削器具、ミラー、吸引器具の3つが、一度に治療領域に入るので、できるだけ広い作業範囲が欲しいからです。

当院では、一度に9本の歯をラバーダムから露出させる方法で行います。この方法は、面倒ですが、ラバーダムをすれば治療がうまくいくのですから、毎回、頑張って装着する以外にありません。

当院の対策

当院では、色んな工夫をしたおかげで、かなりスムーズに装着できております。詳細は非公開とさせて頂いております。

2、「痛い事がある」と、「その対策」

ラバーダムを歯に固定する器具をクランプと言います。
クランプを歯に装着すると、歯の付け根の細くなっている部分にはまり込み、歯茎を圧迫し痛い事があります。

また、クランプが、ラバーの弾力で前方に引っ張られ、クランプが傾く事があります。クランプが傾くと、歯茎に当たって痛む事があります。

クランプの痛みも、ラバーダムの普及を妨げる一要因です。

当院の対策

当院では、痛くないクランプ装着も工夫しております。クランプを工夫したり、クランプのかけ方を工夫する事により、ほとんどストレスなくクランプの装着が行えます。

3、「費用がかかる」と、「その対策」

1回100円程度。根管治療用ですと、薬液漏れ防止のコーキング剤が必要ですから、200円近いと思われます。結構割高です。これもラバーダム普及を妨げる大きな要因と思います。

当院の対策

1 日の患者さんの数を数人に絞る事です。1日の予約数が何十人もあると、30分等のわずかな治療時間になります。わずかな治療時間が原因の進まない治療のた めに、ラバーを消費するのではなく、治療は1回2時間とし、どんどん効率的に進む治療のために、ラバーダムを使うのです。そうすると、ラバー1枚がかなり 有効に使えるので、無駄とは思いません。

ラバーダムの利点 広島のアルパーク歯科

ラバーダムの利点
・治療がうまくいく。虫歯の再発が防げる。
・歯科医が、治療に集中させてもらえる。
・治療が、危なくないので、治療に集中できる。
・患者さんが楽。

ラバーダムとはこんなもの

歯の頭をラバーダムから出します

ラバーダムシートから、歯の頭を出した所です。

ラバーダムの裏

模型の歯をラバーダムに通した所です。裏から見るとこうなっています。

広島のアルパーク歯科・矯正歯科では、ラバーダムは必須で、毎回、使用しています。

利点1、治療がうまくいく。 虫歯の再発が防げる。


虫歯の再発を防ぐためには、歯と充填物がぴったりと隙間なく接着している必要があります。唾液や菌が、歯と充填物の境目に浸み込まないという事です。接着が不十分だと、歯と充填物の界面が劣化し、菌が入り込む隙間ができ、そのうちに虫歯が再発します。

ラバーダムは、歯の乾燥に役立ち、歯科材料の接着性能が最大限発揮され、治療がうまくいきます。身近な例では、セロハンテープは何にでも簡単にくっつきますが、湿ったものにはくっつきません。お風呂の曇った鏡にも、セロハンテープはくっつきません。鏡に付いた湿気が、接着を妨げるからです。接着には、乾燥が大切なのです。

ラバーダムから水が漏れません
ラバーダムから水が漏れません

ラバーダムが歯の乾燥に役立つわけは、ラバーで歯を口腔内から隔離しますので、唾液や呼気中の湿気が遮断された状態で、ドライエアーを吹き付ければ、歯を高度に乾燥できるという訳です。

現在の歯科治療は、ほとんどが歯に接着剤を接着させる事で成り立っていますので、虫歯治療でラバーダムを使う事は、とても大切な事が分かります。

逆を言えば、ラバーダムを用いない治療では、歯と充填物の最大接着力が得られない、将来の虫歯の再発の危険性が高まるという事です。実際、詰め物を外してみると、セメントがボロボロに劣化し、虫歯が再発しているケースが非常に多くあるのです。

この事は、歯を長持ちさせようと思うと、重大な事です。数年持てばよいという程度なら、ラバーダムや接着性のセメントなど必要ないでしょう。

利点2、治療が、危なくないので、治療に集中できる。


また、ラバーを使うと、治療が危なくありません。ラバーにより、歯とお口の中が遮断されていますから、小器具が喉に落ちて飲込んだり、薬液が粘膜に付着して腐食したりしません。この治療中の安心感は、歯科医を治療に集中させてくれます。

ラバーダムとKファイル

上の写真の様に、根管治療で使う「Kファイル」という小器具があります。

これは長さ20mm程度の細い針ですから、飲込むと、便と一緒に排出されるまで、かなり心配する事になります。

ラバーダムをしていれば、Kファイルを飲込むことなどありませんから、余計な心配がありません。心配がないという事は、歯科医が治療に集中できるという、大切な事なのです。

また、インレーという小さな充填物を歯に詰める事が多いのですが、ちょっとした拍子にポロリとピンセットから落ちる事があるのです。飲込んでも胃腸などに危険はないのですが、充填物を飲込んでしまうと、作り直さないといけません。治療回数が余計にかかってしまうという事です。ラバーダムをすると、こんな事はありませんから、治療回数が余計にかかる事を防いでくれます。

利点3、歯科医が、治療に集中させてもらえる。

1回2時間、一生懸命に治療しますから、治療に集中させて欲しいのです。
歯を見るために、いちいち頬や舌を避ける手間がなくなり、治療に集中できます。

ラバーダムで治療に集中できます

利点4、患者さんも楽

寝る事ができるほど、治療がらくです。

お口を頑張って開けなくてもいいのです。治療の冷却水や薬がお口に流れ込みにくいので、水をお口に溜めておくこともなく、治療がらくに受けられます。

5、いいのは分かるけど、できなかったラバーダム


以上のように、ラバーダムは良い事がたくさんあります。

しかし、ほとんどの歯医者さんは、ラバーダムの装着の時間がなかったり、予算が取れなかったりで、ラバーダムを全面採用するのは、なかなか困難なようです。

私自身、保険を扱っていた頃には、ラバーダムをした方が良いという原則論には反対でした。
保険ですと、1日何十人も治療しないといけなかったのです。
こんな状況では、ラバーダムを装着する時間が取れないのも、ある程度仕方がない事だと思います。

でも、今では、ラバーダムなしで、どうやって治療するのだろうと思う位、ラバーダムになじんでいます。

6、歯や治療の事を勉強なさった方がいいと思います。

患者さんにとっては、ご自分の歯は、ご自身で守る以外に方法はありません。
どの医院に受診するかは、治療結果に直結する重大な問題です。
医院選びの参考のために、歯や治療の事を、よく勉強なさった方がいいと思います。

当院では、上記のように、まじめに歯科治療に取り組んでいます。
広島のアルパーク歯科・矯正歯科です。

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アルパーク歯科・矯正歯科 院長 亀田浩司

アルパーク歯科・矯正歯科
院長 亀田浩司

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