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2012年11月18日

歯を残す 広島の歯医者 アルパーク歯科です。

痛みがない虫歯ですが、レントゲン上で銀歯と歯の間に隙間があること、銀歯と接している隣の歯に虫歯ができていることを確認しています。

染め出しをして、真横から確認してみると、小さく穴があいているのがわかります。
染め出しをして、真横から確認してみると、小さく穴があいているのがわかります。

歯ブラシだけでは汚れの落ちない歯と歯の間は、一番虫歯になりやすい部分です。

1.まず銀歯を外しました。一見何ともなさそうに見えましたが...

銀歯を外しました。

劣化して黒くなったセメント(接着剤)と、銀歯と歯との隙間から入り込んでいる汚れ(プラーク)が見えてきました。
残念ながら、このような状況は、この症例に限らず多々見受けられてしまいます。

2.銀歯と接していた隣の歯にも虫歯ができています。

歯と歯の接する部分は、歯ブラシの毛先の届かない部分です。
歯と歯の接する部分は、歯ブラシの毛先の届かない部分です。

歯垢が同じ部分に停滞すると、虫歯菌から発生する酸によって歯の表層のエナメル質がもろくなり(脱灰)、穴があいてきます。
穴があるとさらに歯垢がたまりやすくなり、知らない間に虫歯が大きく深く進行していってしまいます。

3. ぴったり合っていない銀歯が原因でできる虫歯は、防ぎようがない。

古く劣化した接着剤、汚れ、虫歯をきれいに取り除きました。
古く劣化した接着剤、汚れ、虫歯をきれいに取り除きました。

どんなに歯磨きが上手な人でも、治療した被せ物や詰め物に、隙間や段差があれば必ずと言っていいほど、そこから虫歯になってきますし、歯周病の原因にもなりえます。
今回は幸い、虫歯がまだ大きく進行する前でした。

4. 次に隣の歯の虫歯を、極力削らない治療で治していきます。

銀歯に接していた部分です。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使わない、肉眼で行う保険治療であれば、この狭い部分を正確にピンポイントで、極力削らずに治療することは難しいでしょう。
健康な部分も大きく削って詰めるか、穴に気づかず初期虫歯と判断されて、見逃されることもあるかもしれません。

5. 脱灰した虫歯の部分をピンポイントで削っていきます。

虫歯をピンポイントで少し削りました。

銀歯と接していたエナメル質が虫歯菌の酸により脱灰されています。
虫歯って黒いイメージがあると思いますが、この白い部分も虫歯と言えます。

確認のため、虫歯を染め出す、赤い う蝕検知液を塗ります。
確認のため、虫歯を染め出す、赤い う蝕検知液を塗ります。

う蝕検知液を洗い流すと、ピンク色に染まっており、虫歯であることがわかります。
う蝕検知液を洗い流すと、ピンク色に染まっており、虫歯であることがわかります。

脱灰した白い虫歯の部分を取り除いていくと、茶色く虫歯になっている象牙質が出てきました。
脱灰した白い虫歯の部分を取り除いていくと、茶色く虫歯になっている象牙質が出てきました。

本来、象牙質は薄い黄色です。軽度に見えても、この深さまで虫歯菌は到達してしまっています。

尖った器具でさわると、

尖った器具でさわると、虫歯菌に侵された象牙質は柔らかく、傷が付きます。
健康な象牙質であれば、このようにはなりません。

虫歯を取りきり、健康な象牙質が姿を現しました。

う蝕検知液を使い、色々な角度から、虫歯が残っていないことを確認しました。

6.虫歯だった部分を、コンポジットレジンを使って治します。

治療の最初から最後までラバーダムを装着して、万全の環境です。

表面処置を行った後、接着剤を塗ります。
表面処置を行った後、接着剤を塗ります。

接着剤はエアーで薄く広げることが大切です。
分厚いままだと、その部分から虫歯になりやすかったり、変色の原因となります。

写真では大きく見えますが、この毛先の直径は1mmです。
虫歯をピンポイントで取り、多くの健康な歯を残すことができていることがわかります。

コンポジットレジンが青白い光で固まる特性があるため、黄色いフィルターを通して治療しています。
コンポジットレジンが青白い光で固まる特性があるため、黄色いフィルターを通して治療しています。

虫歯の深かった象牙質の部分は、流れの良いコンポジットレジンを充填して光で硬化させました。

永く歯を残すためには、材料へのこだわりも大切です。
永く歯を残すためには、材料へのこだわりも大切です。

表面の部分は、硬化させると艶の出る、すなわち、汚れが付きにくいコンポジットレジンを選択して充填します。

歯とコンポジットレジンの間に隙間が無いように、細い器具を使って全周をしっかりとくっ付けていきます。
歯とコンポジットレジンの間に隙間が無いように、細い器具を使って全周をしっかりとくっ付けていきます。

患者さんの歯を生涯にわたって残すために、気を抜けない瞬間が続きます。

筆も使用して段差を防ぎ、形を整えます。

滑らかな自然な形に仕上げなければ、歯垢がたまりやすく、虫歯を予防できません。

色々な角度から、コンポジットレジンンの量に過不足がないか、エラーがないか確かめます。
色々な角度から、コンポジットレジンンの量に過不足がないか、エラーがないか確かめます。

最後は専用のジェルで酸素を遮断し、光で表面までしっかりと硬化させます。
酸素を遮断しなければ、表面は完全に硬化できておらず、汚れも付きやすくなってしまいます。

ここも広島の当院のこだわりです。

7.まず一つ、虫歯を確実に治すことができました。

虫歯だった部分を滑らかに修復できました。

歯を再生させることはまだ私たちにはできませんが、今そろう、最高だと思われる器具、材料を駆使して、健康だったころの形に修復してあげる。

虫歯が再発しないように、生涯にわたって歯を残せるように、最大限の努力をすべての患者さんに行っています。

フロスをかければ、歯と歯の間の汚れもツルッと落ちます。
フロスをかければ、歯と歯の間の汚れもツルッと落ちます。

虫歯は必ず予防できます。そして、生涯にわたって歯を残すことが必ずできます。

手前の歯は、一度仮の蓋をして次回セラミックの詰め物の型を取る予定です。
広島のアルパーク歯科・矯正歯科では、このような歯を残すためのこだわりの治療を毎日実践しています。

アルパーク歯科・矯正歯科

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アルパーク歯科・矯正歯科 院長 亀田浩司

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